「すべての人には居場所がある」「どんな人も、その人にとって快適で豊かな暮らしを送る権利がある」「どの人も、孤立せずつながりの中で生きていける」──MUGENプロジェクトはこのような想いを持って、2022年に発足しました。

いま、日本では「住まい」や「家族」をめぐるさまざまな問題が浮かび上がっています。核家族化、地域コミュニティの消失、引きこもる人の増加、8050問題、虐待や共依存──枚挙にいとまがないほどで、むしろ、そうした問題とまったく無縁な人を見つけるのが難しいぐらいです。社会や家族のありかたの問題は現代日本人にとって非常に根深いと言えるでしょう。

助け合える人間関係をもつこと、その中で居心地よく自分自身でいられること、幸せに生きていくことは、すべての人にとっての究極の命題であり、はじめにあげた、MUGENプロジェクトの想いは、一部の人だけでなく、すべての人の想いとなりうるかもしれません。

想いを実現していこう。形を作っていこう。なにか自分たちにできることをやっていこう。

MUGENプロジェクトのメンバーはみな、福祉のプロではありません。「生きる」ことに自分たち自身が試行錯誤している当事者で、「自分ごと」としてこのプロジェクトに参加しています。

「自分が幸せでないと、他人を幸せにすることはできない」という言葉をよく聞きますが、「自分ごと」でなにかをやる時のモチベーションやエネルギーは大きく、周りの人を巻き込み、動かす力も大きいのだと思っています。自分自身を助けることが、周りの同じような問題意識や困りごとを抱えている人たちを助けることにつながると信じて活動を進めています。

当団体の活動に興味を持たれた方、当サイトのお問い合わせフォームまたは公式ラインよりご連絡ください。私たちの想いに共感してくださる方々とともに、地域社会全体に助け合いのネットワークをつくっていけたらいいなと思います。