2020年

「東福寺ふじょハウス」

2020年夏に、発起人のAMが、自身がフリーランスライターを始めたことから、同じようにフリーランス(やフリーター)で頑張っている女性を応援したいという思いでスタートした。ふじょハウスのネーミングは、ふ(フリーランス)じょ(女性)と、「扶助」をかけたものである。

居住者は、AMと、その友人MSのふたりで、時々、友人たちが遊びに来たり、居場所に困って緊急避難的に短期滞在したいという友人たちを受け入れたりしていた。


2021年

ふじょハウスにて、気心しれた人たちと集まって話をしたり、活動したりなど賑やかな日々。「コレクティブハウス」の構想を練り始める。

場所が手狭になったことと、物件オーナーの都合により退去を余儀なくされ、2022年はじめに東山三条のビル「ラメール三条」へ移転決定。


2022年

2022年3月に、旧・東福寺ふじょハウスの居住者AMとMSがラメール三条に引越し。東福寺ふじょハウスは木造の日本家屋だったが、ラメール三条は都会的なマンションであり、また、すでに居住している人たちで占められており、はたして理想としているようなコレクティブ的暮らし方ができるのか? 確信は持てないがともかくやってみるしかない。

夏に、用途に悩んでいた1階にネパールレストランが入居決定。満を持して8月に無事オープン。建物オーナーであるTFさんと、AMはじめ居住者たちも力を合わせて店の運営をサポートし、0からのスタートであったミニ・ネパールを盛り上げていく。

秋になると、2階女性シェアフロアに次々に入居者が決定。それぞれ自分の夢や目標を持ち個性的な若者たちである。居場所に悩み一時避難場所を探している友人の受け入れも重なり、ラメールが一気に賑やかに。

一時滞在場所を探していた音楽家、HBさんの受け入れにより、アーティストインレジデンスも始まった。家賃を割引きする代わりにミニネパールで音楽ライブを開催してもらうという条件でスタート。HBさんの滞在をきっかけに、秋からはほぼ毎週のようにライブ演奏が流れる店となる。

また、京都市で少女・女性たちの支援を行う「京都わかくさねっと」さんとのコラボイベントとして、ミニネパールにて毎月定期的に「夜の居場所」イベントも開催している。わかくさねっとの利用者たちが、夜ごはんを食べながら団欒する機会を設けるという趣旨のもの。ラメール居住者とわかくさねっと利用者との交流も生まれる。